【今年もあるよ】語劇祭の思ひ出
こんにちは。今泉です。
今日は、FBに「あれから5年・・・」との通知があったので、そのことについて。
何から5年かというと、外大伝統の語劇祭です。
右よりの赤と金色の鞍をつけた馬に乗っているのが私です。痩せてた・・。
髭は作り物です。
いつから始まったのかはわかりませんが、大阪大学外国語学部(旧大阪外大)と東京外大には、語劇祭というものがあります。
それぞれの専攻が、自分の専攻言語を駆使して劇を披露するのです。
にわかに知られている外大独特のイベントなのです。
スワヒリ語専攻は、2年生が語劇をやることが慣習となっています。
もうあれから5年が経つとは、時の流れは残酷です。
語劇の準備は、夏頃から始まります。
写真は箕面キャンパスの合宿所での夜を徹しての作業です。
20人ほどで準備するので、ひとりひとりの役割が大切です。
小道具づくりにも余念がありません。
10月に大学が再開すると、授業で語劇の練習をすることもあります。
練習にはネイティブの先生の指導も入り、本番に向けて気持ちも引き締まります。
衣装指導もネイティブの先生がやってくれます。
このとき初めて専攻地域の衣装を着る人もいるのだとか、いないのだとか。
なによりも、自らが役になりきり、ロールプレイを通して言語に触れるのは、
言語習得にも効果的です。
そして、本番。
私たちの代が5年前にやったのは「バカたちの世界」(Majuha Matatu:直訳で「3人のバカ」)でした。
スワヒリ地域の昔話です。1年生のときに読んだ教材から、劇を作りました。
本番は緊張の連続ですが、いきいきと演技しています。
写真は、ウシをchinja(しめる)場面です。
私はアラブの王様役でした。
紫の衣装に髭を蓄え帽子をかぶっているのが私です。
そんな王様が、いろいろあって(省略)、妻に振り回されて、なぜかヤシの木に登っている場面です。木のてっぺんにいるのは、片栗粉をかぶった同期です。
必死に演じていると、あっという間に劇は終わってしまいます。
1時間ほどで劇は終わりです。終わった後の、開放感たるや。
劇には、東アフリカからの留学生が参加してくれることもあります。
終わって安心している、ご高齢者役の方々。
注:頭からかぶっているのは片栗粉です。
語劇祭にともなって、専攻語の先生がスワヒリ料理をふるまってくれました。
写真はウガリ(とうもろこしの粉を湯でといて練ったもの)とムチュジ(シチュー)。
いやー、懐かしいですね。
ちなみに、ことしの語劇祭は11月の26、27日とのことです。
ぜひ、箕面キャンパスへお越しください!!!