アフリカうまか日記

アフリカで食べまくります!2017年2月12日に出国予定です!

【うまか話2】スタイルの秘訣はTZ!? by土橋啓泰

いよいよ、プロジェクト公開が明日に迫ってきました。

今日は、ガーナをフィールドにしている友人に、TZという食べ物について書いてもらいました。

どうぞ、御覧ください!!

 

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日本は米が私たちの主食の代表ですが、ガーナで主食の代表を決めるのは困難です。

トウモロコシ、キャッサバ、ヤム芋と日々、口にする穀物は多種多様。そのため主食が多種多様になります。また、普段口にする主食も北部と、南部では、採れる作物の違いなどから、大きく異なります。 

その中でも私の一番のお気に入りは主に北部で食されているTZ(ティーゼット)です。見た目は、白くて、プルプルしています。

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主な原材料は、細かく砕いたメイズ、キャッサバで、この二つを熱湯と一緒に練りながら仕上げます。

 日本では楽しめない食感があるのがTZの特徴で、口で説明するのはとても難しいです。強いて言うならば、餅をもう少しパサつかせたところでしょうか。TZは発酵食品ではないので無味無臭です。

このTZに、ヤギ肉や、牛肉をのせて、モロヘイヤやキャッサバの葉を入れたスープをかけて食べます。このスープはガーナ人曰くアヨヨスープと言うようです。

ガーナには様々なスープがありますが、TZにかけるこのスープは、ガーナにあるほかのスープに比べて辛くなく、日本人でもとても食べやすいように感じました。辛いのが苦手な私でも、このアヨヨスープは最後まで飲み干すことができます。 

ガーナの北部はイスラム教徒が多く、お祈りの時間を知らせるアザーンを聞きながら、TZを食べていたころがとても恋しいです。

最後に、ガーナの北部の人は、南部の人よりもスタイルがいい人が多い印象があります。ガーナ人に理由を聞くとTZを食べているからだと言っていましたが、その真相はいかに。