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アフリカうまか日記

アフリカで食べまくります!2017年2月12日に出国予定です!

健康志向でアディスアベバ

 こんにちは。おかげさまで順調に旅を続けられています。現在は、スタート地点のエチオピアルワンダを経て、ウガンダの首都カンパラに滞在しています。お腹の調子も快調(腸)です。多少問題があるとしたら、食べ過ぎぐらいでしょうか。今日は、旅のスタート地点であるエチオピアの話を書きたいと思います。

 

 

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 エチオピア。この言葉の響きに、みなさんはどんな印象をお持ちでしょうか。ユートピアのような響き。老舗のカレー屋の名前のような響き(日本に実在するそうです)。なんだか不思議で、とっても遠い異国で、なんだか古めかしくて、スパイシーな香りがしそうな・・・。「日本的オリエンタリズム」を刺激する響きである気がします。(アディスアベバという響きも好きです。なんか口に出して言いたくなりませんか。アディスアベバ!!)。

 一方、エチオピアに関連事項としては、マラソン(アベベゲブレシラシエなど)、エチオピア飢饉We are the Worldのアレ)、コーヒー豆が有名でしょうか。さきほどのイメージと合わせると、「不思議な異国であり飢饉に苦しみつつ走るのが速いコーヒーの生産地」ということになります。

 では、首都のアディスアベバはどんな町だと思いますか。殺伐とした・・・そんな訳はなく、他のアフリカの多くの都市と同様に人も車も物もごった返した活気ある町です。チャイナ・マネーによる建設ラッシュはとどまるところを知らず、あちらこちらで中国の建設業者の立て看板が見られます。

 気候はというと、標高2,000mを超えるだけあって涼しく、朝晩は肌寒さも感じるほどです。空気は乾燥ぎみで、でもカラッとしているわけでもありません。排気ガス排気ガスで洗うような空気汚染っぷりで、化学的な臭いが鼻の奥から離れません。

 

 

vol. 1 インジェラ

 空港からしばらく歩いてミニバスに乗り20分ほど。商店がひしめくピアッサで下車します。滞在したのはTaitu Hotel。Taituは建設当初の王妃の名前です。100年以上も続くアディスアベバ最古の西洋式ホテルで、歴史を感じさせるたたずまいが魅力です。

 さて、ここでなぜエチオピアから旅をはじめたのかについて説明しなければなりません。その理由はただ一つ、どうしてもここで食べたいものがあったからです。それがインジェラ穀物テフを原料とするパン(クレープ)です。

 色はグレーで、蕎麦に近い気がします。舌触りは柔らかいクレープのような感じです。味はどうか。酸味豊かで口の中を刺激してくれます。例えるなら、賞味期限の切れた無糖ヨーグルトの味です。酸味の秘訣は発酵にあります。普通のパンケーキやクレープとは違い、インジェラは発酵食品なんです。

 

 

 このインジェラに、いわゆるカレーのルーにあたるようなシチューをつけて食べます。シチューにはいくつか種類があり、Fastingと呼ばれる精進料理のようなものや、doro watと呼ばれるチキンとゆで卵が入ったスパイシーなシチューなんかがあります。湖の近くに行けばティラピア(淡水魚)のfirfirなんかもあります。さらに、町ではみかけませんでしたが、具なしのソースだけのった格安のものもあります。インジェラと食べるシチューはいくつも種類があり、そこから選べるのもまた楽しみです。

 今回アディスアベバで食べたのは、FastingとDoro Watです。インジェラの酸っぱさとシチューの辛さで次第に舌が麻痺していくのが自分でも感じられます。でも、これが病みつきになるんです。シチューをつけたインジェラを口に入れると、舌先から口全体に酸味が広がり、それから旨味と辛味が押し寄せてきます。とくに今回食べたDoro Watは、胃をダイレクトに刺激してくる辛さで、火を吹きながら食べました。

 このインジェラですが、最近欧米の女性の間で密かに話題になっているとかいないとか。理由は、インジェラの原料テフが大変健康にいいというのです(ほんまかどうかは知りません・・)。たしかに、テフを小麦粉の代わりに使えばグルテンフリーになり、小麦粉を目の敵にしている人なら喜んで食事に取り入れる気がしないでもありません。

 もしかしたら、そのうち日本でも流行るかもしれませんね。だって、20年前にタピオカが流行り、チアシードが流行るなんて、誰も思わなかったでしょう。インジェラだって、いつ流行るかもわかりません。色は蕎麦に似ているので、もしかしたら蕎麦アレルギーの人のための蕎麦がテフから作れるかも。そんなことも考えてみたりします。

 

vol.2 チマキ&サラダ

 さて、インジェラを腹に入れたら次に気になるのはチマキと呼ばれる飲み物です。インジェラは好き嫌いがあると思いますが、チマキを嫌いな人はほとんどいないと思います。そんな魅惑のチマキはどんな飲み物なのでしょうか。

 今回チマキをいただいたのは果物屋の奥にあるレストラン。店頭には、マンゴー、パパイヤ、イチゴ、パイナップル、バナナ、アボカドなどの果物が溢れんばかりに並べられています。チマキはこれらの果物で作るフレッシュジュースです。ジュースの層が3、4層になっており、一杯で数種類の果物が味わえるのも魅力です。

 チマキを頼むと必ずついてくるのが小さなレモン。これをギュッと絞っていただきます。とくに甘いパパイヤとこのレモン汁が非常にあいます。最初は各層の味を楽しみつつ、少しずつ混ぜていって飲み干します。周りを見ていると、人によってはストローではなくスプーンですくって食べている(飲んでいる)人もいました。それほど、濃厚といいますか果汁ではなく果肉100%のジュースなんです。

 そして、このレストランでいただいたもう一品がサラダ。お客さんの8割ほどがこのサラダを注文していました。ゴロゴロと来られたアボカドとバナナ、茹でたじゃがいも、レタス、トマト、ニンジン、タマネギ、青トウガラシがのった皿に、パンが添えられています。ドレッシングは、塩と酢だけのシンプルなものです。

 サラダなのに、バナナなんて。そう思う人もいるかもしれません。念の為断っておきますが、これは甘くないプランテンバナナではありません。甘いバナナです。実は、このバナナの甘さが重要なんです。なぜなら、バナナがないととてもじゃないけど生の青トウガラシなんて食べられないんです。青トウガラシを一口噛んで、バナナを口に入れる。バナナのねっとりとした感じもあいまって、見事にきつい辛味を調和してくれます。

 周りを見ているとこのサラダは2人でシェアして食べている人が多いみたいです。それだけ盛りだくさんの一皿です。チマキを飲んで、サラダを食べて、なんて身体に良いんでしょうか。暴飲暴食の旅だと思っていたのに、今のところ健康にいい食べ物ばかりです。

 おっと、これはいけません。せっかくの「うまか旅」なんですから、身体に悪いものを食べてナンボですわ。ということで、次回はアディスアベバのジャンキーな食べ物について紹介したいと思います。