【うまか話5】ウガリは白いが味はある
こんにちは。今泉です。
とうとうクラウドファンディング、残り1日になってしまいました!!
リターンの手ぬぐいやフォトブックは非売品です。
この機会を逃さないように、ぜひチェックしてみてください!!
さて、今日はタンザニアを旅しているときに出会った井上満衣さんに寄稿してもらいました。
テーマは、東アフリカの超ポピュラーな主食ウガリです。
主食なのに、白いのに、味があるキャッサバのウガリのお話を味見してみてください!!
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あー、ウガリと食べたい。
日本で味の濃いもの、特に素材の味を活かした料理を食べると思う。
トウモロコシやキャッサバを挽いた粉を、熱湯で練ったものをウガリと呼ぶ。
片手でちぎって、その手でこねてからおかずやトマトベースのシチューにつけてから食べる。東アフリカのタンザニアでは、主食として食べられている。ウガリだけで食べるとおいしいとは言いがたいが、おかずやシチューにつけると、とてもおいしくお腹に溜まる。
わかりやすく言うと、日本食の白ごはんのようなものだ。
タンザニアのレストランでウガリを注文すると、トウモロコシでできたものがほとんどだ。
トウモロコシのウガリはクセがなく、おかずの味を邪魔しない。
その一方、キャッサバを多く栽培している地域の家庭では、キャッサバのウガリが主流だ。キャッサバのウガリはお餅のようにモチモチしている。
キャッサバの皮をむいて、水に2日間つけてから、天日干しにする。乾いたキャッサバからはツーンと鼻につく匂いがする。粉にしても匂いは変わらないが、練って料理をすると全く匂いがなくなり、甘い香りがする。
噛めば噛むほど甘みが出る。
トウモロコシと違って、キャッサバのウガリは味を感じる。
おかずと混じってしまうような味ではなく、ほんのり甘さを感じる程度なので、主食の役目をちゃんと果たしている。
キャッサバのウガリの特徴は、この甘さもだが、なんといってもモチモチした食感である。食べれば食べるほどクセになる。
現地の人は小さく切って飲み込むらしいが、咀嚼に慣れている私にとってはなかなか難しい。
飲み込むということは、このクセになる食感を味わっていないのではないかと思い、現地の人に聞いてみると、手でちぎるときにモチモチを感じているようだ。
しかし、彼らがどのように味を感じているのか、気になるところである。