バスターミナルは軽食の宝庫
みなさま、ご無沙汰しております。今泉です。
東京で会社員生活が始まりました。早く配属先の北海道に戻りたいです。東京は人が多いとです。
さて、今回はケニアのバスターミナルで食べたものについて紹介したいと思います。バスターミナルはバラエティに富んだ軽食が安くで食べられます。甘いものから辛いものまで、お好きなものをどうぞ。
Vol.15 マンゴー
アフリカで食べるマンゴーはうまい。日本ではあまりに高くて買えませんが、こちらでは遥かに安く買えます。なんと1個20円。これは食べないわけにはいきません。荷台や箱に入ったたくさんのマンゴーから自分が好きなものを選ぶもよし、熟れているものを選んでもらうのもよし。一個手に取ったらお願いして皮を向いてもらいます。
マンゴー売りのママは、半分ほど皮を向いたところでビニール袋を手にはめて握り、残り半分をむきました。それから、ざっくりと一口大に切ってビニール袋に入れてくれます。ここまでしてもらっても20円です。一度に2、3個買ってしまいそうです。
日本で食べる高級マンゴーは正直甘すぎてあまり口にあわないのですが、ケニアのマンゴーは瑞々しくさっぱりしているだけでなく、しっかり味が濃いんです。まさに太陽の恵みがギュッと詰まったような味がします。
Vol.16 ソーセージ
もう少し歩いてみましょう。ケニアの都市部で人が集まるところには必ずあると言っても過言ではないソーセージ。ガラスケースの下で火を焚いて温めています。日本のソーセージのようにパリッとしているタイプではなく、どちらかというとしなっとしています。サイズはシャウ○ッセンよりも一回り大きく、日本ではフランクフルトとして親しまれているくらいの太さです。ただし、コンビニのフランクフルトのように長くはありません。あくまで短いソーセージです。
ここでは火がだいぶとおって表面がしわしわになったソーセージは20円。焼き立ての少しだけパリッとしているソーセージは25円で売っていました。
私も早速、ソーセージ売りのおばさんにお願いしてしなしなの20円ソーセージを頂くことに。ソーセージの中央に切り込みを入れて、トマトと玉ねぎの角切りをのせててくれます。最後に塩をふりかけたらケニア流フランクフルトの完成です。
ソーセージそのものもわりと塩気があるのですが、さらに塩をふっているので塩っ辛い。ビールが飲みたくなる味です。ただし、ここではスナックとして親しまれています。昼間に食べるものなので、あまりお酒を飲みながら食べているのをみたことがありません。ファミマのファミチキやローソンのLチキのような存在なのでしょう。
Vol.17 ポップコーン
ポップコーンを嫌いな人は世界中にどのくらいいるのでしょうか。たしかに歯にくっつくのは面倒かもしれませんが、嫌いとまでいう人はあまり聞いたことがありません。
そんなみんな大好きポップコーンもターミナルにあります。ガラスケースの中にはコポコポと弾けてポップコーンが踊っています。ケースの隙間から溢れてくる蒸気までも香ばしい。
一番小さいものは5円、中が10円、大が20円です。いったい原価はいくらなんでしょうか。日本に住む私たちからしたら凄まじく原価も低いのでしょう。
さて、どのサイズにするか迷った挙句10円のポップコーン注文します。ガラスケースからざっくりすくって、バラバラっと紙袋に詰めます。最後は口をホチキスでとめて完成。袋さえもなんだかかわいい、愛おしい。
味はみなさんが想像するポップコーンの味です。ポップコーンはアフリカを旅していて日本と味が変わらないと思う数少ない食べ物のひとつです。ほかに味が変わらないものはバナナくらいしか思いつきません。卵も味は違うし(なにより黄身も白い)、コメも似て非なるものです。だから、ポップコーンを食べると安心します。シンプルな塩味のポップコーンは、世界共通のスナックなのでしょう。